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陸前高田市
振興局プロジェクト リンゴで商品開発へ
片岡シェフの協力仰ぎ

 米崎リンゴなどで高付加価値商品を開発しようと、県大船渡地方振興局の「発見!けせんの逸品販路拡大プロジェクト」の一環で農産加工品研修会が、先月26、27日に首都圏で開かれた。
 イタリアンの巨匠・片岡護氏のレストラン「アルポルト」(港区西麻布)では米崎リンゴを使ったデザートを試食し、今後は同氏の監修による新たな商品の開発に取り組むことになった。
 販路開拓プロジェクトは、首都圏のレストランをターゲットにして気仙食材の直接取引の拡大を支援しようと地域振興推進費活用事業で実施。専門家を招いての指導や食材調査招待会、商品開発などに取り組んでいる。
 研修会はリンゴ生産者、菓子製造業者、農産加工業者、レストランオーナーシェフなど七人が参加。井上謙フードプロデューサーが研修をコーディネートし、最初に果物を加工したコンフィチュール(フランス語でジャム)の専門店を視察した。
 銀座の「コンフィチェール・エ・プロバンス」ではフランスのプロバンスからリンゴやイチジク、イチゴなど取り寄せて砂糖を使わないで作るジャム(年間200種以上)を手に取り、自由が丘の「パティスリー・パリセヴェイユ」ではリンゴの自家製ペクチンを使用し発色も味も秀逸のジャム工法を学んだ。
 女性のみで運営しジャムを量り売りしている神奈川県鎌倉の「ロミ・ユニ・コンフィチェール」や新宿のデパートのジャム売場なども見て回った。
 片岡シェフが腕を振るうアルポルトでは、研修に参加した熊谷和人さんが栽培した米崎リンゴで作った焼きりんごの高級デザートや珍しいアップルサイダーを試食し、そのおいしさに一同は大感激。
 住田町から参加した菓子・総菜製造の紺野妃呂美さんは「コンフィチュールは食材を生かした味と食感。そのような商品を気仙の果物や野菜を使って開発してみたい」と意欲的。
 振興局農林部の熊谷正則主任主査は「気仙の農産物を活用して今後、井上フードプロデューサーの支援のもと、片岡シェフに監修して頂き商品開発、販売に取り組むことになった。住田町の女性農産加工品グループを中心にした組織作りを進めたい」と話し、商品開発に向けて動き出すことにしている。
2010年03月05日付 6面
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▲片岡シェフが米崎リンゴで作った高級デザートを試食する研修参加者たち=東京

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