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陸前高田市
竹をチップ化し循環利用 間伐促進で実演アドバイス
 間伐した竹を粉砕しチップ化して活用する現地検討会が23日、陸前高田市気仙町字中瀬のモデル竹林で行われた。家畜の敷料など他用途に循環活用する方法に参加者の関心が集まった。
 気仙地方は北限のタケノコ産地で、良質のタケノコを発生させるために竹林の間伐法を広め、さらに間伐した竹をチップ化して活用する方法を検討しようと、気仙地方林業振興協議会が開催した。
 陸前高田、住田の両市町から約20人が参加し、気仙川沿いに広がる同市気仙町の竹林約1000平方bで行われた。このモデル竹林では3b間隔に5b幅で伐採しており、参加者は列状間伐の施業法を学んだ。
 竹をチップ化する方法について、講師の佐々木久助さん(一関市大東町)が実演指導。佐々木さんは地元の認定農業者で結成する機械利用組合で共同購入した粉砕機ですでにチップ化に取り組んでいる。
 この粉砕機を持ち込んで実演して見せ、間伐した竹を葉ごと一緒に入れるとたちまちおがくず状に。県農業農村指導士の佐々木さんは、所有林30fでシイタケを栽培し品評会で農水大臣賞など数々受賞しているプロ農家。
 竹林もシイタケのホダ場にし、積雪で倒れた竹やシイタケ栽培の老木を処理する際、活用法としてチップ化を考えたという。
 竹のチップは牛舎の敷料に使った後、ミニトマトのたい肥として循環利用しており、「地球環境のためにも燃やさないで利用したい」と佐々木さん。竹のチップは抗菌作用や消臭効果があり、竹林に敷いたり家畜の敷料となるほか、粉砕するサイズを大きめにすると路盤材などにもなり幅広い活用が考えられるという。
 陸前高田市竹文化振興協会の後藤稔会長は「竹のチップもいいものですね」と関心を示し、佐々木さんは参加者の質問に答えながらアドバイスした。
 検討会は、県大船渡地方振興局の北限のタケノコ特産品プロジェクト事業の一環。気仙地方は竹林面積が117fあり、モウソウ竹や真竹の自生の北限とされている。
 振興局農林部では、国が来年度から荒廃竹林対策を強化し補助事業を拡充する方向にあることから間伐などの竹林整備を一層推進したい考えでいる。
2010年02月24日付 7面
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▲間伐した竹を機械に入れるとたちまちチップに=陸前高田市気仙町

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