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陸前高田市
稚アユを海中放流 好漁期待し長部漁港に
気仙川漁協

 気仙川漁協(佐藤啓一組合長)は十日、中間育成する前の稚アユを今年も陸前高田市気仙町の長部漁港に放流した。この海への放流は、病気に強く天然に近いアユを育てようと行っているもので、漁協関係者は昨年に続く好漁に期待しながら作業にあたった。
 稚アユの放流は、大船渡市末崎町の県栽培漁業協会などで採卵、ふ化した稚魚を各漁協が中間育成し、ある程度大きく育ててから放すのがほとんど。
 しかし、同川漁協は中間育成する前の稚魚を海へ放すことにより、「天然ものに近く、冷水病などに負けない体に成長する」と平成十二年から試験的に放流し、十六年から本格実施している。
 この日に放流したのは、県栽培漁業協会で昨年九月末にふ化し、体長が約五〜六aとなった約十万匹。トラックで長部漁港まで運び放たれた。
 作業にあたった漁協役員らは、海中を元気に泳ぎ回る稚魚の姿に目を細め、本格的な春の訪れとともに気仙川をそ上してくるよう見守った。
 同川のアユ漁は今年も七月一日に解禁される。五月には中間育成された稚魚を前年と同じ約千五百`放流することにしている。同川漁協の山口輝男事務局長は「昨年は釣れた魚の大きさに大小あったものの、まずまずの好漁だった。今シーズンも漁に恵まれ、多くのアユ釣りファンが気仙川へ来てもらうよう期待しています」と話していた。
2010年02月11日付 7面
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▲今年の好漁に期待しながら稚アユの海中放流=気仙町長部漁港

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